遍路の足跡

〜四国巡礼(お遍路)と日々の気づきから、自分を見つめ直すための実践ブログ〜

四国巡礼(お遍路)車中泊「一泊遍路」|第七番札所「十楽寺」|45年の視力障がいを経て願う「目のご利益」と参拝のポイント

<この記事は、これから四国巡礼(お遍路)を始める方が、第七番札所「十楽寺」の見どころと、筆者の実体験に基づいた参拝のポイントを理解できるようまとめたものです>

4月4日、強風の影響で鳴門大橋が通行止めとなる中、私は第七番札所「十楽寺」の境内にいました。次男のショートステイを利用した「一泊遍路」の道中です。静かな境内で手を合わせながら、私は自分自身の「目の人生」と向き合っていました。


十楽寺とは|目のご利益(眼病平癒)で知られる安らぎの札所

四国八十八ヶ所・第七番札所「十楽寺」は、徳島県阿波市にある寺院です。ここは古くから目のご利益(眼病平癒)で知られており、多くの参拝者が視力の回復や健康を願って訪れます。

境内は非常に落ち着いた雰囲気で、巡礼の序盤において、これまでの旅を振り返り、ゆっくりと心を整えるのに最適な場所です。


【体験】45年間の視力の悩みと、十楽寺への想い

私には、15歳から定年退職までの45年間、強度近視に悩み続けてきた過去があります。かつては「牛乳瓶の底」のような分厚いレンズのメガネをかけ、周囲からの視線に消極的になってしまう時期もありました。

その後、白内障も発症し、定年後に人工レンズを挿入する手術を受けました。手術から3年が経ち、現在は遠くがクリアに見える喜びを噛み締めています。しかし、長年の負担による目の緊張は今も完全には消えません。

そんな背景を持つ私にとって、十楽寺への参拝は単なる観光ではなく、「見えることへの感謝」と「家族の健康への祈り」を捧げる大切な儀式でした。


治眼疾目救済地蔵尊|目の回復を願う「開眼」の伝承

十楽寺で最も重要な参拝ポイントが「治眼疾目救済地蔵尊」です。このお地蔵様には、次のような心温まる由来があります。

数百年前、親孝行な息子が目の見えない母を連れて巡礼していた際、この地で地蔵菩薩の真言を一心に唱えたところ、母の目が開いた(開眼した)とされる。

私は自分の体験とこの逸話を重ね合わせ、家族の目の健康を祈りました。本堂にお賽銭箱が見当たらない場合は、こちらの地蔵尊へ感謝の気持ちを納めるのも一つの形でしょう。静かに手を合わせる時間は、非常に穏やかなものでした。


参拝のポイントと付加価値|見落としがちな見どころ

1. 参拝の推奨ルート

十楽寺では、本堂・大師堂の参拝だけで終わらせず、以下の順で回ることを強くおすすめします。

  • 本堂(旅の安全を祈願)
  • 大師堂(お大師様への挨拶)
  • 治眼疾目救済地蔵尊(目に関する具体的な祈り)

2. 授与品(御朱印と目のお守り)

参拝後は納経所で御朱印をいただくとともに、「目のお守り」を授かることができます。お守りは単なる品物ではなく、日常生活の中で目を労わる気持ちを忘れないための「心の支え」になります。

3. 多彩な仏様と国際交流

境内には、水子地蔵尊や愛染明王も祀られています。また、十楽寺には宿坊もあり、私が訪れた際もフランスから来た歩き遍路のカップルと出会いました。国籍を超えて同じ道を歩む仲間との短い挨拶も、巡礼ならではの醍醐味です。


まとめ|十楽寺は「内面を整える」場所

十楽寺は、特に次のような方におすすめの札所です。

  • 目の健康や視力の悩みをお持ちの方
  • これまでの生活習慣や「見ること」の価値を見直したい方
  • 静かな環境で、自分自身や家族を想う時間を作りたい方

目の不調は、行動範囲や気持ちを消極的にさせてしまうことがあります。しかし、十楽寺で静かに手を合わせ、自分の状態を受け入れ、これからの過ごし方を整えることで、心の視界がパッと開けるような感覚を得られるかもしれません。

※詳細な拝観時間などは、十楽寺の公式ホームページをご確認ください。
👉 十楽寺公式:境内案内


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