遍路の足跡

〜四国巡礼(お遍路)と日々の気づきから、自分を見つめ直すための実践ブログ〜

四国巡礼(お遍路)車中泊「一泊遍路」|愛車CR‑Vと歩く“約束の地”への旅と、徳島の夜に起きた小さな奇跡

はじめに|車中泊遍路は「自分を取り戻す旅」だった

次男が施設のショートステイに入る一日を使い、私は愛車CR‑Vとともに四国へ渡る「一泊遍路」を続けています。今回で五度目の旅。車中泊で巡るお遍路は、単なる移動や観光ではなく、心を整え、自分を取り戻すための大切な時間になっています。

十番札所・切幡寺へ|静かな達成感と夜の徳島へ

今回の旅では、十番札所「切幡寺」を無事参拝し、温泉と食事を済ませて、徳島県の道の駅「いたの」へ到着しました。初めて利用する場所で、まずはトイレの確認。冷たいジュースを買って車へ戻ろうとした、その瞬間でした。

「あれ? ブレーキランプが光っている…?」

エンジンは切っている。キーも抜いている。それなのに、愛車CR‑Vのブレーキランプが赤く点灯したまま。胸がざわつき、焦りが一気に押し寄せました。

キーを抜いてもブレーキランプが点灯し続ける愛車CR‑V

夜の徳島で起きたトラブル|原因は「ブレーキペダル・ストッパ」

ブレーキを踏んでいないのにランプが点灯し続ける。車内を照らしながら足元を見ると、小さな樹脂片が落ちていました。ネットで調べると、古いホンダ車でよくある「ブレーキペダル・ストッパの破損」が原因だと分かりました。

経年劣化で破損したブレーキランプ・ストッパ

運転席足元に落ちていた樹脂片。これが原因だった。

ペダル上部の小さな樹脂パーツが砕けると、車は「ずっとブレーキを踏んでいる」と誤認し、テールランプが点灯し続けてしまうのです。

深夜の応急処置|十円玉が旅をつないだ

「このまま朝まで点灯し続けたら、バッテリーが上がってしまう」。焦りながらも、なんとか原因を特定し、ブレーキスイッチを押すための応急処置として、手元にあった十円玉を挟んでみました。すると――ランプが消えたのです。

ブレーキとスイッチの間に十円玉を挟んで応急処置

その後、近くのコンビニでテープを購入し、翌朝にしっかり固定しました。

深夜のコンビニで購入したテープ。これが翌朝の固定に役立った

翌朝の徳島|小さな達成感と、続けられる旅

翌朝、十円玉とテープで固定した部分を確認し、ブレーキを踏む・離すの動作を何度もチェック。問題なく点灯・消灯ができることを確認し、旅を続けることにしました。

温泉が臨時休業だったり、別の施設が休館日だったり、ブレーキランプのトラブルで心が折れそうになったり。それでも諦めず、十番・十一番札所を参拝し、無事に帰宅できました。

旅が教えてくれたこと|「約束の地」は突然現れない

今回の旅で気づいたのは、「約束の地」は最初から存在している場所ではないということ。迷い、立ち止まり、工夫し、また歩き出す――その積み重ねの先に、あとから気づく場所なのだと感じました。

愛車CR‑Vと歩む「約束の地」への旅

29年連れ添った愛車CR‑Vは、ただの移動手段ではありません。トラブルがあっても、夜中に十円玉で応急処置をしてでも、「この相棒と一緒に旅を続けたい」と思える存在です。

私にとっての車中泊遍路は、CR‑Vとともに「約束の地」を探し続ける旅。それは地図のどこかにある場所ではなく、走り続ける道そのものなのかもしれません。

おわりに|読者のあなたへ

旅は順調なときより、思い通りにいかない瞬間のほうが、あとで深く心に残ります。もしあなたが今、何かに迷っていたり、立ち止まっていたりしても、その時間もまた「約束の地」へ向かう大切な一歩なのだと思います。


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